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「中華そば 醤油 ¥1000」@煮干乱舞の写真平日 晴天 7:25 先客1名 後客なし

この歳になって、プチ家出をしてまでも、早朝からの対戦を挑むために北千住のホテルで午前6時に起床した。こんな馬鹿げた行為も全ては

〝第21回 RDBの超高性能スーパーコンピューターが算出したオススメ店は本当に私に合うのか!〟

を開催するためだ。このイベントはRDB PC版のオススメに挙がる六店舗から、その店のオススメでは無く、自分の好きそうなメニューを食べて採点し、超高性能スパコンとの勝敗を決めるものである。

採点基準は90点以上付いたなら私のKO負け、80点以上ならば判定負け、70点台なら引き分けとし60点台なら判定勝ち、59点以下の点数ならば私のKO勝ちとする。

過去20戦の対戦相手は「風雲児 」「麵屋一燈 」「煮干しつけ麺宮元 」「竹末東京プレミアム 」「さんじ 」「麺処 晴」「燦燦斗」「神田 勝本」「中華そば屋 伊藤」「麺処 ほん田」「煮干中華ソバ イチカワ」「麺屋 和利道 warito」「らーめん 芝浜」「らーめん かねかつ」「狼煙〜NOROSHI〜」「ラーメン大至」「中華ソバ 伊吹」「麺処 朧月」「Bonito Noodle RAIK」「中華蕎麦 とみ田」「陽はまたのぼる」と名だたる有名店や人気店が並ぶが、対戦成績は21戦11勝4敗5分7KO 1没収試合と現在は私の勝ちが大きくリードしている。その大きな勝因としては清湯醤油系が好みの私に対してスパコンはガッツリ系や、つけ麺系を推し続けてくるマッチメイクに問題があると思われる。

本日の対戦相手は午前7時と早朝から営業されているとの事で、ならば朝イチで得意ジャンルではないが煮干し系を食べてみようではないかと東武スカイツリーラインに乗車した。まさか煮干しラーメンの為に朝日が昇る前から移動をするとは思ってもみなかった。

ひとつ手前のせんげん台で各駅に乗り換えると次が最寄駅の武里駅だ。もちろん人生初となる駅に降り立った時には寒さのせいかも知れないが武者震いした。駅からはパチンコ店の脇をショートカットすれば目の前だ。確かにこんな早朝から暖簾が掛かっている。さすがに行列は無いが店内に入ると先客がいた。若く見えたが高校生だろうか、決して安くはないラーメンを朝から食べるとは豪勢なものだ。

入店すると最新型のタッチパネル式券売機でお題を発券しカウンターに座る。食券を手渡す際にスープの味を指定するスタイルなので醤油と告げて店内を見回す。「煮干乱舞」と威勢のいい屋号なのに店内は掃除が行き届きステンレスもピカピカに磨き上げられている。カウンターの背後には山積みされた数種類の煮干しの箱が置かれている店内をワンオペで切り盛りされている。

スープを小鍋に移し温めながら麺のタイミングを計りながらの調理を眺めていると、着席後6分程で我が杯が到着した。白磁の切立丼の中の姿は、後ずさりする肌の強烈なインパクトは無かった。私自身に少しずつニボ耐性が付いてきたのもあるが、丼をカウンターに置いた瞬間の液面の揺らぎがそう感じさせてくれた。ポタージュのような濃度はなくサラリとしたスープの揺らぎだったのだ。まだまだセメント系に対応できる能力はないので、まずはひと安心。

さっそく、背黒イワシのような銀皮が輝く海松色のスープをひとくち。レンゲをスープに差し込んでも抵抗を感じないのがスープの淡麗さを物語る。レンゲが口元に近づくと煮干しの香りは強さを増してくる。いざ口に含むと、香りほどの強さはなく苦味もエグ味も控えめだ。積み上げられた煮干しの箱にはタイ干しやカマス干し、ヒイラギなどもあるが、何と言っても背黒が主体となって旨味を作り上げる。その奥には砂糖や非天然由来の旨味も見え隠れするが、過度な主張をしないので助かった。カエシの醤油ダレも煮干しの塩気を補う程度なので塩っぱさはない。

麺は特注麺と思われる中細ストレート麺で麺上げまではジャスト40秒。短めの茹で時間からもハリを残した感じが箸先からも伝わってくる。ゴワついたようにも思える麺を口に運ぶと、低加水麺ならではの小麦の風味が先頭を切って広がる。スープを吸わず、絡みも良くない麺はスープとの一体感はないが麺の旨さを楽しむ事が出来て素晴らしい。スープの微かな苦味も麺を噛むたびに溢れる小麦の甘味が相殺をする繰り返しが心地良く箸が進む。

具材は低温調理の焼豚が二枚。部位は豚肩ロースと似ているが形状が違ったので、豚ウデ肉だろうか。小ぶりだが厚めにカットされた焼豚は穏やかな下味だが肉質本来の旨みを引き出され、赤身の食感も良かった。若干の筋が残ってしまうのが残念ではあるが許容範囲内。しかしこの焼豚が二枚入るだけで200円アップするとは、かなり強気な値付けにも思えた。

薬味は白葱が小口切りで添えてあるが、切りっぱなしで水にさらしてあるわけではないので、そのままだと辛味が気になるがスープで加熱する事でネギの甘味と優しい食感に変わるので、薬味としては色んな面が味わえた。

海苔も鮮度と保存状態も良く煮干しの香りにも負けない磯の香りが楽しめた。口溶けも良く後味も爽やかだった。

終盤になっても麺の力強さは変わらず咀嚼に応えてくれる。早食いのせいもあるが、最後までスープを吸わない麺を完食した。スープ自体は飲み干す事は出来なかったが、随分とニボ耐性が上がったように思えた。セメントスープのような体育会系は無理だが、こちらのような文化部系の淡麗煮干しスープならば受け入れられるようになってきた。

今回のスパコンとの対戦は76点を付けたので引き分けとなったが、オススメ店に挙がってなければ来る事もなかった店かもしれないのでスパコンに感謝したいと思う。これで通算対戦成績は22戦11勝4敗6分7KO 1没収試合となった。次は、どんなオススメが挙がってくるのだろうか。現時点では、つけ麺推しの名店が三店舗。煮干し系とフュージョン系と淡麗系が一店舗ずつと次回の対戦相手を選ぶのに苦労している。もう少し私の好みに近い店が挙がってこないものかと願ってしまう一杯でした。

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