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2019年5月21日の大崎裕史の今日の一杯

京都府京都市下京区河原町

2017年12月10日オープン。人気でほとんど予約が取れない「食堂おがわ」(京都・河原町)が出したラーメン店。「食堂」と言っても「祇園 さヽ木」出身の店主が作る料理は食堂の粋を遙かに超えて割烹並。「食堂」としては日本一予約が取れないかもしれない。

そんな和食の人気店が出したラーメン店は店のはす向かい。入口もラーメン店っぽくないが、店内はかなりオシャレ。天井は「川」をイメージした設計。女性が一人でも入りやすいことを考慮したらしいが確かに女性一人客が少なくなかった。いや、むしろ私みたいなオヤジが違和感あるくらい(笑)。

メニューは魚介と鶏ベースの「kohaku」と白味噌系の「Shiro」の2種類で、それぞれラーメンとつけ麺から選択できる。
初訪なので「kohaku」900円をラーメンで注文。平打ち縮れ麺が京都には珍しいが、なんと喜多方インスパイアなんだとか。ビジュアル的には言われなければまったく気が付かない、凝った盛り付け。しかも最近の話題の新店に行くとかなりの確率でぶち当たる「麺屋棣鄂」の麺。ホント、目立っている。

具材は2種類のチャーシュー、追い鰹節、カイワレ、白菜、白葱など。スープは透明感のある淡麗系で鶏も魚介も軽めだが、しっかり味は出ているという出汁文化の関西らしい味わい。レンゲを置く気になれない後を引く旨さ。柚子も効果的に香っている。白菜がタンメンとは違った役割を担っており、このラーメンのポイントにもなっている。

店の雰囲気などは洋風なカフェっぽさもありながら、ラーメンを食べてみると「和」と「お出汁」を感じさせるものだった。京都なので簡単には行けないし他にも行きたい店があるが「Shiro」も食べてみたい。

お店データ

river RAMEN

京都府京都市下京区船頭町225-3(河原町)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。